日本政府SDGs推進ロゴ・ジャパンロゴマークとは?取得方法・審査対策・注意点など

SDGsのマークとともに日の丸と桜モチーフの「JAPAN.Committed to SDGs」と書かれたロゴマークを見かけませんか?
このマークはSDGsの「ジャパンロゴマーク」で、誰でも基本は自由に使る国連のSDGsとは違い、外務省の審査が必要です。審査に通るとこのSDGsのジャパンロゴマークが使用可能となります。SDGsジャパンロゴマークの使用許可が得られると、外務省のSDGs取組事例一覧 に、企業・団体名とサイトアドレスを掲載されます。

このSDGs取り組み事例一覧は、オールジャパンとしてのSDGs達成に向けた取組を国内外にアピールするために、外務省はホームページに国連の持続可能な開発目標(SDGs)に関する国内での取組を紹介しています。

SDGsジャパンマークの取得について 

外務省に「ジャパンロゴマーク使用およびSDGs関連ページのリンク掲載」申請は、全ての申込が審査に通るわけではありません。審査の公平性を保つため、外務省は審査基準を明確にしておらず、また、審査に落ちたとしてもアドバイス等は原則行われません。

まず審査申請には、下記4点をメールで提出が必要です。紙しかない場合は、PDFにする必要があります
データ容量の大きい資料は、メール添付が可能なサイズに縮小する必要があります。

<注意事項>
外務省でのリンク掲載は,各企業・団体のSDGs達成に向けた取組を紹介したページを対象とする
本リンク掲載は外務省の「後援」「協賛」等を意味するものではない。
内部審査を行い、掲載までに4週間程度時間が必要。

しつこいようですが、「ジャパンロゴマーク使用およびSDGs関連ページのリンク掲載」に応募しても必ず掲載されるというものではなく、審査の上、決まります。
審査には、ホームページの内容にガイドライン上の不足がないか、などみられるといわれています。

申請に必要な書類等

  • リンク掲載を希望するページのホームページURL(公開中のページに限る)
  • 定款若しくはそれに準ずる書類(規約・会則・寄付行為等)
  • 役員名簿
  • 沿革及び事業実績や活動内容等が分かる資料

 掲載ガイドライン  

JAPAN SDGs Action Platform に SDGs 関連団体のリンクを掲載する際の ガイドライン JAPAN SDGs Action Platform において SDGs 関連団体等のリンク掲載するページ は,下記の項目に当てはまるものとする。
1 「SDGs 達成に貢献することにコミットしている」旨宣言。
2 SDGs 達成に関連する具体的な取組の内容(経営戦略や計画,個別事業,プロジェクト等)を何らかの形で明記。
3 日本の「持続可能な開発目標(SDGs)実施指針」における優先8課題又は SDGsにおける17ゴールのうち,どの優先課題目標に貢献するものであるかを明記(双方について言及があるとなお良い)。
4 同ページに掲げる取組には,進捗状況を測る指標を期限とともに掲げ,指標に基づいて取組を定期的にレビューすることが推奨される(そうした指標の記載がない場合であっても,リンクの掲載は可)。
5 なお,以下のような団体が運営するサイトについてはリンク先として掲載しないこととする。
(1)公益性が乏しい団体
(2)政治団体,宗教団体及びそれらに類した団体
(3)公序良俗に反する団体
(4)我が国の外交に寄与するとは認められない活動を行っている団体
(5)その他,外交上不適切と認められる団体

https://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/sdgs/case/logo.html より

審査内容について

企業としてのSDGs活動ですので、事業を通してSDGs達成に貢献することが多くなりこと自体は問題はありません。
しかし、単に今まで行ってきた事業が「17のゴールと169のターゲット」にどれが当てはまるものを探し出して関連付けるだけでは、審査が通りづらくなってきているように感じます。

審査に合格するためには、SDGs達成に向けて新たに取り組んでいる活動や、事業とは別にプラスアルファとしてSDGsに取り組むことが必要と思われます。
審査もだんだんと難しくなってきています。掲載されたものから事例として参考に見る際には、最近の掲載された内容を選びましょう。

また、審査にとおらず、SDGsジャパンロゴマークのが使用できない場合でも、SDGs達成に向けた取組をすることに対してマイナス影響はありません。
取り組み自体が甘いようでは審査には通りませんのが、真摯にSDGsに取り組んでいるのであれば、落ちてもまた応募するくらいの気持ちで応募を行ってみると良いでしょう。

SDGsジャパンロゴマーク審査提出先

外務省国際協力局地球規模課題総括課 SDGsアクションプラットフォーム担当
TEL:03-5501-8000(内線 3745)
E-mail:sdgs.secretariat@mofa.go.jp

関連記事

  1. 特定非営利活動法人エイズ孤児支援NGO・PLAS【事例紹介】…

  2. 株式会社ヤクルト本社【事例紹介】SDGsパートナーシップ賞 …

  3. 12つくる責任 つかう責任

    SDGs【目標12】持続可能な消費と生産のパターンを確保する…

  4. 一般社団法人ラ・バルカグループ【事例紹介】SDGs副本部長賞…

  5. 吉本興業株式会社【SDGS事例紹介】SDGsパートナーシップ…

  6. 山陽女子中学校・高等学校 地歴部【事例紹介】SDGsパートナ…