SDGsのロゴをいろんなところで見かけるようになりました。
いざ、自社もSDGsを取り組むことになると、SDGsのロゴのダウンロードや使い方に悩まれたこととおもいます。
実際、ロゴについての問い合わせは多く、特によくある質問としては下記の7点です。
- 自社のホームページにSDGsのロゴを掲載しても良いのか?
- 名刺にSDGsのロゴを使っても良いですか?
- SDGsを普及させる為のチラシやグッズにSDGsのロゴを使用して良いですか?
- 自社の取組みを社内、社外に伝える為にSDGsのロゴを使用して良いですか?
- SDGsのロゴを使うために使用許可をとったり、使用申請は必要なのか
- どこからSDGsのロゴをダウンロードするば良いですか?
- SDGsのロゴを使うために気をつける点・注意点はありますか?
そもそもSDGsのロゴは2019年8月に改定されていることも知らない方も多いことでしょう。
SDGsロゴ使用の注意点や申請・許可や使い方・名刺印刷など よくある質問を中心に解説します。
SDGsのロゴとは?ロゴの種類やSDGsカラーホイールなど
「持続可能な開発目標」という文言をSDGsカラーホイールと組み合わせたものがSDGsロゴ です。
国連が一般的または特定的な通知により別途連絡しない限り、カラーホイールを含むSDGs ロゴと17のアイコンは、2030年12月31日まで使用できます。この期日は、持続可能な開発目標を達成すべき期限に一致します。カラーホイールを含むSDGsロゴと17のアイコンは、SDGsに関する刊行物との関連であれば、2030年12月31日以後も使用することができます。
SDGsカラーホイール
SDGsロゴ
SDGsのロゴには 形としては縦型・横型が用意され、それぞれにカラー版・白色版・黒色版が6言語用意されています。
SDGsロゴ・バージョン1
SDGsロゴ・バージョン1は、SDGsロゴの上または左に国連エンブレムをあしらったものです。国連の部局、基金、計画、ならびに、国連システムのその他 の補助機関および組織のみが使用できます。こちらでは説明上、掲載させていただきました。
SDGsロゴ・バージョン2
SDGsロゴ・バージョン2は、SDGsロゴのみからなり、国連エンブレムのないものです。
国連システム以外が使用できます。よって、一般に見かけるのは、このロゴを用いていることでしょう。
ここで「あれ?何か違う」「数字が入ったやつってどうなってるの?」
と思われる方もいらっしゃることでしょう。それは次に説明する「SDGsカラーホイール」や「17のSDGsアイコン」と呼ばれるもので、SDGsロゴではありません。
17のSDGsアイコンとは
17のSDGsアイコン
一般に国連以外は、SDGsロゴ・バージョンやSDGsカラーホイール、17のSDGsアイコンの使用が可能です。
SDGsのロゴ・アイコンのダウンロード
SDGsのロゴは「国際連合広報センター」からダウンロードできます。
ダウンロードサイトでは、日本語版20種類・英語版20種類、合計40種類のロゴをダウンロードできます。
2019年8月にロゴが改定されているので、それ以前にダウンロードされた方は、ロゴ表示の確認をしてください。
SDGsロゴの使用申請や許可について
SDGsロゴ・バージョン2、SDGsカラーホイールおよび17のSDGsアイコンは、下記のようにSDGs に対する支援を表明するために使用することができる。
- 情報提供
- 資金調達
- 商業用途を目的
情報目的 情報目的での使用とは、主として例示的かつ非商業的で、資金調達を意図しない使用を指します。
SDGsロゴ・バージョン2、SDGsカラーホイールおよび17のSDGsアイコンは、情報目的で使用でき、その際には国連による事前許可も、ライセンス契約の締結も必要としません。
ただし、SDGsロゴを使用して「資金調達する」場合や商用利用(SDGsロゴを使用した商品を販売)するときに、申請および許可が必要となります。それ以外は、全40種類のロゴをそのまま使用する場合は、申請や許可なく使用することができます。
営利目的以外のSDGsロゴの申請や許可は基本的に不要で、利用できす。ただし、SDGsを普及させるために、SDGsのロゴを使用したグッズを販売する際には申請が必要となります。
よって、SDGsの勉強会やセミナー・講演などを開催する為のチラシ等には自由に使用できます。
ただし、使い方・掲載方法などガイドライン規定に沿っていることが大前提です。ガイドラインを違反している物を時々見かけますので、くれぐれも注意して利用してください。
<資金調達目的>
資金調達目的での使用とは、SDGsを支援する活動の費用を賄うための資金の調達を意図する使用を指す。SDGsロゴ・バージョン2、SDGsカラーホイールおよび17のSDGsアイコンは、このような資金調達目的で使用できるが、その際には国連による事前許可と、適切なライセンス契約の締結を必要とする。
許可が下りた場合、 当該主体は資金調達目的でSDGsロゴ・バージョン2、SDGsカラーホイールおよび/また は17のSDGsアイコンを使用する前に、適切なライセンス契約を締結しなければならない。
<商業用途>
商業用途での使用とは、SDGsをさらに広めるための営利主体による、または、商業的もしくは販促用商品および/もしくは製品における使用を指し、これは国連による事前許可と、適切なライセンス契約の締結によって認められることがある。
商業用 途でSDGsロゴ・バージョン2、SDGsカラーホイールおよび/または17のSDGsアイコン を使用する前に、適切なライセンス契約を締結しなければならない。
(引用:国連広報公表ロゴガイドブックより 2019年8月版)
SDGsロゴの使い方と注意点
SDGsロゴ(非国連主体用)の使い方
SDGsロゴ カラー版
カラー版は、カラー版の持続可能な開発目標(SDGs)ロゴは、白または ライトグレー(*薄灰色)の背景でのみ使用すること。(*薄灰色<LIGHT GREY> PMS: Cool Gray 、C1:R241 G241 B241、C4:M3 Y3 K0 )
よく見かけるSDGsロゴの間違った使い方は、デザインにこだわり、SDGsロゴに背景を白やグレー(指定カラーあり)以外を使っていることです。
SDGsロゴ 縦型 白色版 黒色版
白色版 黒色版
白色版のロゴは、持続可能な開発目標(SDGs)カラースキームのどの色を背景としても使用可能です。 白黒での表示(すなわち白黒の広告)のために必要な場合、ロゴは黒の背景でのみ使用することとされています。
黒色版のロゴは、白黒での表示(すなわち白黒の広告)のために必要な場合にのみ使用可能です。黒色版のロゴは、白の背景でのみ用い、色付きの背景では使えません。
SDGsロゴ(非国連主体用)国連公用6言語 縦型SDGsロゴ
アラビア語、フランス語、中国語、ロシア語、英語、スペイン語の縦型SDGsロゴが用意されています。日本は 英語の縦型SDGsロゴを使うことが多いようです。
SDGsロゴの仕様
縦型ロゴ、横型ロゴとも、ロゴの全周に約0.35平方インチ (約2.25平方センチメートル)の余白が必要です。
SDGsロゴ+「企業や団体ロゴ」の組み合わせ表示について
資金調達目的のみでの使用につき、非国連主体ロゴは、 SDGsロゴ・バージョン2、SDGsカラーホイールまたは 17のSDGsアイコンよりも目立つようにしなければなりません。
資金調達目的
SDGsロゴ組み合わせ
a) SDGsロゴ・バージョン2には「(主体名/私たち)は持続可能な開発目標(SDGs)を支援しています」という文言を添えること。
b) SDGsカラーホイールには「(主体名/私たち)は持続可能な開発目標(SDGs)を支援しています」という文言を添えること。
所定の文言を添えずにSDGsロゴ・バージョン2および/またはSDGsカラーホイールと非国連主体ロゴを並べて表示はできません。「非国連主体ロゴ」というのはあなたの会社ロゴのことで、SDGsのロゴやアイコンよりも目立つ必要があります。
そして、会社ロゴとSDGsロゴの間には境界線が必要でこの色やサイズがしっかりと決まっています。
SDGsロゴ 禁止事項
これらのロゴ取り扱い事例は禁じる。
持続可能な開発目標(SDGs)ロゴのフォーマット、 寸法および色付けの詳細は、本書で示すとおりとする
アイコン
アイコンが四角形の上に載る場合、この四角形は正方形にしなければいけません。
白のアイコンは所定の色または黒色の背景に収めなければいけませんが、SDGsアイコンの色は変更してはいけません。
カラー版
アイコンが四角形の上に載る場合、この四角形は正方形としなければいけません。
白のアイコンは所定の色(アイコンごとに定められた色)または黒色の背景に収めなければなりません。
SDGsアイコンの色は変更してはいけません。
白黒版
アイコンが四角形の上に載る場合、この四角形は正方形にしなければいけません。
白のアイコンは所定の色(アイコンごとに定められた色)または黒色の背景に収めなければいけません。
反転カラー版
各アイコンの色を反転させる場合は、背景を白色とする。
アイコンの色を反転させる場合、黒や色付きの背景は使えません。
SDGsアイコンの色は変更はできません。
アイコンの意味とカラー
目標1:貧困をなくそう
RED
PMS: 185 C
C 1 M 100 Y 92 K 0
R 229 G 36 B 59
HEX: e5243b
目標2:飢餓をゼロに
MUSTARD
PMS: 7555 C
C 18 M 37 Y 100 K 1
R 221 G 166 B 58
HEX: DDA63A
目標3:すべての人に健康と福祉を
KELLY GREEN
PMS: 7739 C
C 81 M 15 Y 100 K 2
R 76 G 159 B 56
HEX: 4C9F38
目標4:質の高い教育をみんなに
DARK RED
PMS: 200 C
C 16 M 100 Y 86 K 7
R 197 G 25 B 45
HEX: C5192D
目標5:ジェンダー平等を実現しよう
RED ORANGE
PMS: BRIGHT RED C
C 0 M 90 Y 94 K 0
R 255 G 58 B 33
HEX: FF3A21
目標6:安全な水とトイレを世界中に
BRIGHT BLUE
PMS: 638 C
C 82 M 7 Y 9 K 0
R 38 G 189 B 226
HEX: 26BDE2
目標7:エネルギーをみんなに そしてクリーンに
YELLOW
PMS: 1235 C
C 0 M 31 Y 100 K 0
R 252 G 195 B 11
HEX: FCC30B
目標8:働きがいも 経済成長も
BURGUNDY RED
PMS: 1955 C
C 29 M 100 Y 70 K 27
R 162 G 25 B 66
HEX: A21942
目標9:産業と技術革新の基盤をつくろう
RED ORANGE
PMS: BRIGHT RED C
C 0 M 90 Y 94 K 0
R 255 G 58 B 33
HEX: FF3A21
目標10:人や国の不平等をなくそう
MAGENTA
PMS: 219 C
C 6 M 98 Y 9 K 0
R 221 G 19 B 103
HEX: DD1367
目標11:住み続けられるまちづくりを
GOLDEN YELLOW
PMS: 1375 C
C 0 M 45 Y 96 K 0
R 253 G 157 B 36
HEX: FD9D24
目標12:つくる責任 つかう責任
DARK MUSTARD
PMS: 131 C
C 18 M 48 Y 100 K 2
R 191 G 139 B 46
HEX: BF8B2E
目標13:気候変動に具体的な対策を
DARK GREEN
PMS: 7742 C
C 74 M 32 Y 95 K 19
R 63 G 126 B 68
HEX: 3F7E44
目標14:海の豊かさを守ろう
BLUE
PMS: 7461C
C 96 M 41 Y 6 K 0
R 10 G 151 B 217
HEX: 0A97D9
目標15:陸の豊かさも守ろう
LIME GREEN
PMS: 361 C
C 75 M 4 Y 100 K 0
R 86 G 192 B 43
HEX: 56C02B
目標16:平和と公正をすべての人に
ROYAL BLUE
PMS: 7462 C
C 100 M 71 Y 22 K 5
R 0 G 104 B 157
HEX: 00689D
目標17:パートナーシップで目標を達成しよう
NAVY BLUE
PMS: 294 C
C 100 M 86 Y 29 K 23
R 25 G 72 B 106
HEX: 19486A
LOGO
LOGO BLUE
PMS: 2925 C
C 80 M 20 Y 0 K 0
R 0 G 158 B 219
HEX: 009EDB
言語
アラビア語
中国語
フランス語
ロシア語
スペイン語
日本語
SDGs17のアイコン 禁止事項
SDGsアイコンは一列あるいは左寄せでグループとして表示できます。
よく見かける間違った使い方はSDGsロゴがセンター寄せになっています。
SDGs 活字書体
SDGs 活字書体 アイコン用 OSWALD
OSWALDフォントは通常、大見出しとタイトルに用いる。
SDGs 活字書体 SDGsロゴ用 ROBOTO
ROBOTOフォントは通常、本文と追加的情報に用いる