第1回ジャパンSDGsアワード受賞【本部長賞(内閣総理大臣)】北海道下川町
貢献しているSDGs目標
貢献しているSDGs目標 : 15→8,11,13,3,4,7,9,12
活動概要
下川町は人口約3400人、高齢化率約39%の小規模過疎地域かつ少子高齢化が顕著な「課題先進地域」。
町の憲法とも言われる「下川町自治基本条例」に、「持続可能な地域社会の実現」を位置付け、下記3点にを統合的に取り組んでいる。
- 森林総合産業の構築(経済)
- 地域エネルギー自給と低炭素化(環境)
- 超高齢化対応社会の創造(社会)
具体的には、持続可能な森林経営を中心に、適正な木材、木製品の生産と供給、森林の健康や教育への活用、未利用森林資源の再エネ活用、再エネ熱供給システムを核としたコンパクトタウン等を推進。
これら取組を通じて、「誰もが活躍の場を持ちながら良質な生活を送ることのできる持続可能な地域社会」の実現を目指している。
SDGs実施指針における実施原則(アワード評価基準)
普遍性 | 小規模自治体や国内における地方創生モデルになり得る |
包摂性 | 既住民のみならず、女性を始め多様な人々が移住 |
参画型 | バイオマスボイラ導入による燃料費削減効果額を基金に積み立て、社会的立場の弱い人への支援を実施 |
統合性 | バイオマス原料製造による熱供給システムを核としたコンパクトタウン化などにより統合的に解決 |
透明性と説明責任 | 進捗管理機関及び内閣府設置の評価委員会から評価を受けるとともに、評価を踏まえた取組の軌道修正 |
引用:首相官邸資料より https://www.kantei.go.jp/jp/singi/sdgs/japan_sdgs_award_dai1/siryou2.pdf
SDGs取り組み詳細
(1)みんなで挑戦しつづけるまち 危機や困難に挑戦し続ける不屈の精神や多様な人々、価値観を受け入れる包容力、寛 容性などの「下川らしさ」を体現するまち
(2)誰ひとり取り残されないまち すべての人が可能性を拡げ続けられ、居場所と出番があり、健やかに生きがいを感じて暮ら せるまち
(3)人も資源もお金も循環・持続するまち 人・自然資源(森林・水など)・お金などすべての永続的な循環・持続、農林業など産業 のさらなる成長、食料、木材、エネルギーなどの地消地産により、自立・自律するまち
(4)みんなで思いやれる家族のようなまち 人とのつながりを大切に育み、お互いを思いやり、支え合って、安全で安心して住み続けられ るまち
(5)引き継がれた文化や資源を尊重し、新しい価値を生みだすまち 古くても大切なものは守り、新しい価値を生み出す「温故起新」のまち
(6)世界から目標とされるまち 下川町のこれまでの取り組みを基盤に、さらに進化・深化させ、脱炭素社会の実現(パリ 協定)や世界の持続可能な開発(SDGs)の実現に寄与するまち
(7)子どもたちの笑顔と未来世代の幸せを育むまち 子どもたちがいきいき伸び伸びと成長するよう、すべての未来世代のことを考え、地域全体で育むまち
引用 https://www.town.shimokawa.hokkaido.jp/section/kankyoumirai/files/01sdgs_vision.pdf より