代表あいさつ
一般社団法人中部SDGs推進センターは2019年の2月に設立された法人です。きっかけは当時住友理工㈱のCSRアドバイザーをしていた私とユニー㈱上席執行役員CSR部長を退任し顧問であった百瀬則子氏とSDGsの取り組みが先行する東京圏に比べて遅れを感じていた危機感から、中部圏で企業のSDGsを推進しようとの思いからです。そこで敢えて、設立の記者会見を名古屋商工会議所の記者クラブで行いました。
その意味でSDGsを推進する一般社団法人としては異質なのかもしれません。私は、中部圏の企業がSDGsを通して持続可能性をどう高めるかをお手伝いする法人として立ち上げたからです。
その理由を私の個人的背景からの述べさせていただきますと私は35年間セゾングループの中核企業であった㈱西友で勤務し、最後は経営者の一員として、セゾングループの解体と西友のWAL-MARTへの統合を経験させていただきました。セゾングループは多くの業態を世に出し、今、共感消費社会の優良児として無印良品を提供していますが、バブル崩壊の中で不動産会社と不動産融資のノンバンクのたった2社の問題から解体に至りました。
その間28歳の出会いから、私に大きな影響を与えた堤清二氏から文化と歴史と未来社会の融合を考え、現在で言うところの「ステークホルダー資本主義」を学ばせていただきました。
今、私が経済団体や企業からの依頼の講演で参加者の皆様に問うているのは「SDGsは国連が定めた、何か社会に良いことをしなければならないらしいよ」ではなく、我社が2030年に存在している意味は何かを考えなければ、あなたの会社は多分存在していないでしょうと言うことです。私の講演は生臭いかもしれませんが、SDGsはキレイごとではなく、SDGsは企業に対して「昨日まで許されたことが明日には糾弾される」「昨日まで通用したビジネスモデルが明日には陳腐化する」の二つを突き付けているのだと、赤裸々に迫ります。講演後によく言われるのは今まで色々なSDGsのフォーラムや研修に参加したが初めて腹落ちしたと、もやもやが晴れましたとの言葉です。
又、実際の企業へのコンサルティングでは、その企業の「経営理念」「社訓」「家訓」とSDGSとの親和性から入ります。各社、素晴らし理念をお持ちですのでSDGsを指標にどう具現化するのかが大事だと思います。
行政においては、地域の人たちがいかに、健やかに、心豊かに幸せに暮らしていけるかをプロデュースすることだと思います。地域の持続可能性の最初は「仕事があれば人が集まり、地域は活性化する」自律的好循環の実現です。その為に2030年に存在意義がある、1次、2次、3次、4次産業の成長支援とその時に環境問題、社会問題の無い地域実現に向けグランドデザインを描き、住民と共有し、全員参加で推進していくことだと思います。中部SDGs推進センターは、現在、多くのその分野で活躍する人たちを理事、プロデューサーに迎えて、SDGsを推進しており、是非、ご一緒にSDGsの目指す地球、社会の実現に向け取り組んでまいりましょう。
一般社団法人 中部SDGsセンター 代表理事 戸成司朗
法人概要
名称 | 一般社団法人中部SDGs推進センター |
所在地 | 〒461-0002 名古屋市東区代官町39番地18号 日本陶磁器センタービル5階 |
連絡先 | 電話 052-932-7111 |
URL | https://chubu-sdgs.com/ |
代表理事 戸成司朗 |
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設立 | 2019年2月 |
活動内容 |
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